【小ネタ】GiBという単位について調べてみた
こんにちは。AWS事業本部トクヤマシュンです。
EBSやRDSの容量を表すときに使われている単位は、何でしょうか?
答えはGiBです。
個人的にあまり馴染みがない単位だったのですが、これまで何となく流していたので、ちゃんと調べてみました。
GiB is 何?
GiBはギビバイトと読みます。
これはGiga Binary Byteの略です。
バイナリと名がつく通り、2の累乗で容量を表します。
1GiBは2の30乗バイトに相当します。
容量比較表
KiB、MiB、GiB、TiBの容量は下記の通りです。
単位 | 計算式 | バイト数 |
---|---|---|
KiB | 2^10 | 1,024バイト |
MiB | 2^20 | 1,048,576バイト |
GiB | 2^30 | 1,073,741,824バイト |
TiB | 2^40 | 1,099,511,627,776バイト |
KB、MB、GB、TBの容量は下記の通りです。
単位 | 計算式 | バイト数 |
---|---|---|
KB | 10^3 | 1,000バイト |
MB | 10^6 | 1,000,000バイト |
GB | 10^9 | 1,000,000,000バイト |
TB | 10^12 | 1,000,000,000,000バイト |
TiBとTBで比較してみると、
1TiB≒1,099.5GBなのに対して1TB=1,000GB、およそ100GBの差分が出ますので、
大容量のEBSを扱うときは注意が必要です。
コンソール画面での確認
コンソール画面でGiB表記を確かめてみます。
EBS作成画面
図のように、GiB単位で構築するストレージのボリュームサイズを割り当てる容量を指定します。
RDS作成画面
こちらもGiB単位で構築するRDSのストレージに割り当てる容量を指定します。
ストレージ費用試算の注意点
EBSやRDSの容量に対する課金の単位はGBベースですので、注意しましょう。
たとえば予算を1,000GBの容量で試算していた場合、
リソース作成時に1,000GiBの容量を指定してしまうと実際には約1,099.5GBの容量となるため、
予算を超過してしまう恐れがあります。
2023/01/24 追記
上記は誤りで、EBSやRDSの課金単位はGiBベースのようです。
EBSの料金ページによると、東京リージョンで1 か月プロビジョニングされた汎用 SSD (gp2) ボリュームの料金体系は1 GB あたり 0.12USD
です。
一方、8GiBの容量を持つ汎用 SSD (gp2) ボリュームを東京リージョンで1ヶ月運用したところ、料金は 0.12 USD × 8 = 0.96 USD
でした。
この結果から、料金ページのGBは実際にはGiBを表していると考えられます。
例えばS3の料金ページには下記のような記述があり、EBSやRDSも同様と推測しています。
Amazon S3 ストレージの使用量はバイナリギガバイト (GB) で計算され、1 GB は 230 バイトです。この測定単位は、国際電気標準会議 (IEC) で定義されているギビバイト (GiB) としても知られています。同様に、1 TB は 240 バイト (1024 GB) です。
もしEBSやRDSの課金体系について詳細情報をご存じの方おられましたら、お知らせ頂けますと幸いです。
趣味のスパイスカレー
私の趣味はスパイスカレー作りで、ブログに投稿していってます。
相変わらずAWSには全然関係ありませんが、お付き合いいただけますと幸いです。
- ごぼうの和風鶏キーマ
- シラスと舞茸のココナッツカレー
- レンズ豆のダル
- 小松菜のサグ
全体的に和風のスパイスカレーを作りました。
出汁を利かせた滋味深い味で、美味しくできました!
最後に
GiBという単位について、調べてみました。
本ブログがどなたかのお役にたてば幸いです。